早期入学決定された方へ
リメディアル学習
リメディアル学習
総合型選抜・学校推薦型選抜で合格された方は表現活動を始めるために、入学までにやっておくべきことがあります。
文部科学省は「合格から入学までの学習喚起」として、平成23年度入試から入学手続きをとった生徒には入学までに取り組むべき課題を課すなど、入学後の教育のための準備をあらかじめ講ずることが望ましいと、大学学長宛ての通知を出しました。これが最近メディア等で取り上げられている『リメディアル教育』のきっかけにもなった通知です。
総合型選抜・学校推薦型選抜は早期に合格が決定する反面、一般選抜の合格者に比べ学力(実技力)が基準に届いていないと言われております。そのため、大学関係者からは「授業についてゆけない学生が増えている」と指摘されています。
対象
- 総合型・学校推薦型選抜で合格された方
- 美術系の専門学校に進学予定の方
- 実技試験はないが、美術系学部への進学が決定している方
- 実技力、表現力をさらに向上させたい方
トーリンのリメディアル授業システムが
大学で採用されました
トーリンはいち早く総合型選抜・学校推薦型選抜対策に取り組み、推薦合格者が入学までに身につけるべき教養や実技力を研究してきました。 その成果が認められ、当予備校のリメディアル授業システムは美術系大学で採用されています。 東京工科大学デザイン学部リメディアルプログラム2023年度版のインタビュー記事をUPしました。
トーリンのリメディアル学習は
合格された学校と
連携して作成されます。
総合型選抜・学校推薦型選抜合格者に共通する問題として、学校関係者からは「困難を打開する努力が消極的」であると言われています。表現を行う以上は悩んだり壁に必ずぶつかります。制作中にその様な場面に直面した際に、自ら解決し乗り越える力も養います。大学だけでなく、デザイン系専門学校とも連携いたします。
リメディアル課題が出されている場合
- 学校からリメディアル課題が支給される
- トーリンと学校が連携してカリキュラム作成
- リメディアル課題に加え、応用力を養成
- トーリンで受けた指導を元に課題を学校へ提出
出題されていない場合
- 学校と連携して個別カリキュラム作成
- 必要なスキルをピンポイント指導
- 行った課題は入学後に担当教授にお見せすることをお薦めします
総合型選抜・学校推薦型選抜合格者の強みは”既に合格切符を持っている”という事です。
失敗を恐れたり、評価される絵を目指すのではなく自らが納得する作品を創り出してください。 一足早く手にした合格切符をプレミアムチケットにするか入場券で終わらせるかは合格後の数ヶ月の努力次第です。
総合型選抜・学校推薦型選抜合格者に共通する問題として、学校関係者からは「困難を打開する努力が消極的」であると言われています。表現を行う以上は悩んだり壁に必ずぶつかります。制作中にその様な場面に直面した際に、自ら解決し乗り越える力も養います。大学だけでなく、デザイン系専門学校とも連携いたします。
リメディアル学習を取り入れている大学
授業内容が充実している大学
東京工芸大学
デザイン学部
東京工科大学デザイン学部では入学後、主に美意識や感性を育む「感性教育」とデジタルを中心とした表現技術を身につける「デザインスキル教育」を融合させ本格的なデザイン制作へと展開していきます。リメディアル教育では、それら大学での学びにつながる準備として感性やスキルを身につけるための準備課題に取り組んでもらいます。また、実技だけでなく英語学習が取り入れられている点も特徴です。
課題数 実技6課題・英語4課題
実技は添削指導を受けステップアップしながら3ヶ月間で6課題を制作。実技を中心にコンセプトの記述や文章表現も行います。
実施方法 郵送による添削
評価方法 個別評価シート(添削)、総評シート
返却時には、個別評価シートに加えて、他の受講生の参考作品を掲載した総評シートが添付されます。
課題例① 「あなたの会社をデザインする」
将来、自分がデザイン会社を起業すると仮定し、その会社を紹介するシンボルマークを作ります。同時にコンセプトも文章にします。イメージを伝えるというデザインの重要な側面に着目する課題です。
課題例② 「写真を描き写す」
対象を描写するという行為は、単に技術を身につけるだけでなく、観察の対象から様々な特徴(=本質)を発見する力につながります。このような作業に必要な根気と丁寧さは入学後の作品の質を高める力にもつながる重要な課題です。
課題例③ 「手で思考する」
与えられたケント紙を自由に扱い、その中で発見した新しい形、機能を遊具として展開します。紙といった見慣れた素材から改めて違う魅力を見つけるという、デザインの基本姿勢を体験する課題です。平面的な課題だけでなく、立体デザインも課題として取り入れることで様々な造形の可能性を知ってもらうことも、東京工科大学のリメディアル課題の大きな特徴です。
横浜美術大学
美術学部 美術・デザイン学科
横浜美術大学では入学予定者全員に対し、美術を学ぶ上での基礎力向上のため、デッサンに関する講義と実技指導を行い、入学後の授業へ円滑に臨めるようサポートしています。
実施方法
内 容
〈実技課題〉
〈キャリアスタートアッププログラム課題〉
女子美術大学 女子美術大学短期大学部
美術学部 全専攻・領域
女子美術大学相模原キャンパスにある「ドローイングセンター」は、“描くこと”に特化した実験場として、様々な学生に利用されています。女子美には、多様な入試制度で入学したさまざまな学生が在籍しており、基礎的なデッサン力をつけたい人、専門性を高めてスキルアップしたい人、授業ではできないような実験的なことをやりたい人、いろんな画材を試してみたい人など‥‥描くことにおいて、一人ひとりの“今、やりたいこと”を、ドローイングセンターで実現させることができます。
ドローイングセンター
月曜日~土曜日まで大学が空いている日ならいつでも予約不要で利用できるため、絵画系・デザイン系問わず、多くの学生が利用しています。
また年によっては2月〜3月の時期に、総合型選抜・学校推薦型選抜ななど年内に合格が決まった方を対象に各専攻・領域ごとに「入学前デッサン講座」も開講しています。
日本大学芸術学部
デザイン学科・美術学科
日本大学芸術学部デザイン学科ではAO入試・推薦入試の合格者に入学前課題によるリメディアル教育を行なっています。個々のデッサン力とデザイン意識の向上を目的として、「ドローイング」「観察ノート作成」「レタリング」※の3つの課題を設けています。大学にて開催する説明会にて課題の詳細説明と過去の作品紹介を行い、提出用の画材を配布します。後日(指定日)に作品を持参してもらい、そこで専任教員による評価とアドバイスを受けます。制作に不安のある人は指定日以外の相談も行なっています。また、遠方在住で来校が難しい方には郵送での作品提出も受け付けています。
※課題内容は予告なく変わる場合があります。
内 容(デザイン学科)
ドローイング:配布のスケッチブック(B3サイズ)20ページにそれぞれ指定されたモチーフを描く。
観察ノート:配布のスケッチブック(A4サイズ)に自身の気になることをデザイン的視点で観察し分析、提案する観察ノートを作成してもらう。テーマは複数あっても構わない。ノートは1冊すべて埋めること。
レタリング:配布のスケッチブック(A4サイズ)に参考資料に沿って指定されたレタリングを描く。
※以上は現在の課題内容です。課題は予告なく変更する場合があります。
上記の課題を指定された課題説明日に来校してもらい課題の詳細説明とスケッチブックの配布、過去作品の閲覧を行う。(来校が難しい遠方者には課題文とスケッチブックを送付する)更に提出日には個別に教員の講評を受け、修正点があれば修正を行う。
実施方法
デザイン学科:課題説明と講評会は指定日に登校、制作は自宅その他にて行う。
美術学科は書面にて事前課題の通知をし、入学時に作品を持参