総合型・学校推薦型選抜 持参作品展

総合型・学校推薦型選抜では持参作品を持ち込み、面談の際にプレゼンテーションを行う場合があります。今回はその持参作品例をWEB上で紹介させていただきます。また、作品ファイルに掲載された自己アピールが上手な作品も共に紹介いたしますので参考にしてみてください。

東京造形大学
デザイン学科
グラフィックデザイン専攻領域 

プレゼンボード 

(B3サイズ)

A1サイズ

ショップカード・会員カード

 

女子美術大学
アート・デザイン表現学科
メディア表現専攻領域

CD内側

CD レーベルデザイン

CD キャップデザイン

てんしのうた

フロントデザイン

バックインレイ

あくまのうた

フロントデザイン

バックインレイ

横浜美術大学
絵画コース志望

作品ファイル掲載作品

ここからは自分の興味を作品に繋げ、大学で学びたいことをアピールすることに成功した作品例の一部をご紹介します。
日常で感じたこと、習慣的に行っていることなど上手に作品に繋げているので参考にしてみてください。

桜美林大学
ビジュアルアーツ専修 

BOOSTED LIFE

『BOOSTED LIFE』は直訳で「充実した生活」を意味しますが、車が速やかに加速していくことを表す「BOOST」にもかかっています。この作品は、目標に向かって加速し続ける人生を送る者たちのかっこよさを表した作品です。絵の設定は1900年代のアメリカンマフィアが栄えていた時代で、犯罪者でありながらもどこかかっこよさを感じさせるマフィアを描きました。犯罪者であるマフィアが映画やテレビで魅力的に表現されているのは、彼らがお金という目標に向かって泥臭くも人生を謳歌していたからなのではないでしょうか。かっこいいとは何か、自問自答を繰り返しながら描いた作品です。犬や熊をマフィアにした理由は、高い知能を持ちながらもワイルドな一面を持ち合わせているところがマフィア像に当てはまると考えたからです。車、文字、視線の向きを統一することで、画面左に向けてのスピード感を演出しました。

ならず者御一行

この作品は私が思い浮かべる死者の世界をペンで描いた作品です。地獄へと続く三途の川を、鬼やもののけ達が船で下っている場面を想像しました。女の鬼も含めて4人の鬼達が乗船していますが、それぞれの立ち位置や体重によるボートの傾きを描くことで、同じ鬼の中にも個性の違いが表れるように表現しました。背景の建造物は日本や中国の建築を意識しており、日常生活で見慣れた建物を描くことで、この場面が地獄へと流れる三途の川(まだ地獄と現世の中間)であることを表しました。筆ペンは薄墨も使用しており、薄墨の水分の上に濃い筆ペンを滲ませることで影のグラデーションをつくりました。

桑沢デザイン研究所 

カード正面

カード上面

デザインの工夫

デザイン表

デザイン裏

飛び出す絵の部分

桑沢デザイン研究所

物の形を捉える練習の為に、定期的に人物クロッキーをしていました。数を重ねる毎に、対象の構造が分かる感覚が楽しく、何枚も描きました。

人物クロッキー
普通紙にインク

桑沢デザイン研究所

水彩画サンプル

水彩を見せながらのページ構成

桑沢デザイン研究所

車で旅行に行くのが好きでその時の様子や雰囲気をイメージして制作した。一番最初に黄色のボールペンで下書きをして、暖かみが出るようにした。

2023.7.7
B4画用紙 ボールペン
制作時間10時間

幼い頃によく読んでいた“100階建ての家”という絵本を自分なりにアレンジして制作した。こんな家があったら面白いなという要素を詰め込んだ、自由な作品になった。

2023.5.6
B4画用紙 ボールペン
制作時間10時間

女子美術大学
芸術学部
共創デザイン学科

調査

結果

多摩美術大学
絵画学科 油画専攻

制作の為のドローイング

デジタルハリウッド大学

ストーリ-

雲の上にある白いキューブ型の家で友達の白鳩と一緒に暮らしているアッシュ。彼女は天使だが、自分の翼で空を飛ぶことが出来ない。
そんな彼女に突然「ライ」という人物から手紙が届く。彼女はライと手紙を交換し始め、仲良くなっていく。
ある日アッシュが外で座ってくつろいでいると、自分の友達と似た白鳩を乗せた人物とすれ違う。そして彼がライだと気づくが……

制作

日本大学藝術学部
デザイン学科

日本大学藝術学部
絵画コース 絵画専攻

総武線の満員電車に乗っていた時に押されたり潰された瞬間ミンチ肉になるような気がしてこのアイディアが降ってきました。降りるときも多くの人がホームに降りるためその密集度もミンチのように感じたため、ミンチ肉が電車から出ている絵を描きました。一瞬なんだか分からない絵ですが誰でも一度は思うことなのではないかと思い、誰かに共感してもらえて笑ってもらえるような作品を作りたくて、この作品を描きました。

初めて描いた日本画です。油絵のように重ねて陰影をつけることが難しく感じました。しかし、見本で見せて頂いた伊藤若冲の群鶏図が自分の中でしっくりきたため、羽毛などを1枚ずつ描き、色を調整することで剥製である鳩が生きているように描きました。
この絵の中で特に頑張ったところは鳩ですが、私が気に入っているところは背景です。桜の木を抽象的に表し、鳩の足元には落ちた桜の花びらは先端がオレンジ色になるため、2色でグラデーションを作り、自然な桜のオレンジを出しました。 

武蔵野美術大学
造形学部
油画学科油絵専攻

1. 孤高、不安から見える光

自分で見つけた道だからこそ孤独な旅路だと感じる部分がある。本作では孤独や不安といった感情に加え、そこから見いだせるやりがいといった暗がりから見える光を持った世界を描いている。

キャンバス、油彩
2023年 4月 制作
P10号

2. 哀愁、残った夢

挑戦のすべてが納得のいく答えと結果となるわけではないかもしれないが、かといって投げ出せるような適当に止めてしまえるものでもない。

哀愁を自分に感じながらもあきらめずに起き上がる自分は心の奥にいる。

キャンバス、油彩
2023年 4月 制作
F12号

5. 何も持たない自分、何かを手にしたい自分

無力感、間の抜けた感覚。ひたむきに生きていくことを決意するもこの掌には何もないように見える。
曇り空の光も影もうっすらとした世界と馴染んでいる八分咲きの桜はそんな自分に共感してくれている。

キャンバス、油彩
2023年 5月 制作
S10号

7. 明るみの中の悲観

本作は、将来への不安を主にテーマとして扱っている。一見明るい花々に加え、晴れ空の下ではあるが、不安を抱える自分に対して、世界はいつものように澄み切った景観でいることは、何やら疎外感を感じるほどだった。
自分は自分の見聞きしたことしか知らない。だからこそ葛藤の日々とは全く別の華やかさに何かに落ち込みながらも、元気づけられていた。

キャンバス、油彩
2023年 6月 制作
F8号


以上となります。ご覧いただきありがとうございました。