2025 第2回 「This is ME !」結果発表&作品公開

この度は「This is ME!」へたくさんの応募をいただき、ありがとうございました。

美術系の大学・専門学校にもご参加いただき投票と作品へのコメントを頂戴しました。総合型選抜へ向けて励みにしていただければと思います。
※この評価は今回のイベントの中だけの評価であり、各学校の合否を決定づけるものでは一切ございません。

ステッドラー賞、中善画廊賞の発表はこちら
選出された方には賞品がございます。事務局から改めてご連絡を差し上げます。
総合型・学校推薦型選抜まであとわずか。皆様の健闘をお祈りしております。

※講評動画の公開期間は終了いたしました。

大学・専門学校から選出された作品 

50音順に表記させていただいております


□阿佐ヶ谷美術専門学校 選出

コメント:とても、コミカルな作品とテーマで親近感が湧き、ユーモアが作品と観る人を繋いでくれています。今にも動き出しそうな足の表現力が印象に残ります。素材としてレディメイドのティッシュを使うことで、現実と作品世界とをシームレスに、観者が行き来できるところも魅力です。「きっと面白い作者さんなのだろう」と想像して会いたくなります。

アーティスト名

 あ

作品タイトル

「足が生えたティッシュ箱」

作品の説明 

花粉症がひどい時に、テッシュ箱が近くまで来てくれたら良いな、と思い作りました。口を付けると喋り始めそうなのでやめました。

作品の種類

立体


□桑沢デザイン研究所 

 ビジュアルデザイン分野 講師 選出

コメント:多くの作品がある中でパッと目を引いて、印象の残る作品でした。黒を基調とした構成の中に非常に硬質に感じる金属のような質感と奥行きを感じる中にも重量感を感じる作品だと思います。背景に使われている朱色も黒のオブジェクトに馴染んでおり、球体の中の色彩パターンも効果的で全体的にバランスの取れた作品になっていると思います。

アーティスト名

 ら白

作品タイトル

「Background」

作品の説明 

 強い演出を意識した作品です。

作品の種類

色彩構成


□宝塚大学 

 東京メディア芸術学部 教授 選出

コメント:ベッドに転がり込みつつ魔法で変身する一瞬の躍動感がよく表現されている。構図も人物の表情に自然と視線が向くように作られており、画面の奥行きを感じる。「疲れ果てて家に帰る」ということなので、きっと外ではみんなのために魔法を使っているのであろう。最後くらい自分のために魔法を使うという発想も微笑ましい。

アーティスト名

 ごま

作品タイトル

「パジャマに変身」

作品の説明 

わたしがもしも魔法が使えたら、学校帰りに部屋に着いた瞬間「あ〜つかれた!」とパジャマに変身してベッドにダイブしたい。
そのような思いから、この作品は学生が学校や塾から帰ってきてそのままパジャマに魔法で変身する動きを描きました。 勢いよく飛び込んだことによる躍動感や魔法がかかっていき制服がパジャマに変化していく過程を特に時間をかけて制作しました。 童話のシンデレラは舞踏会に行くために素敵なドレスに変身しましたが、逆に、自宅のベッドに転がるために、魔法で汚れを落としてパジャマに変身するというのは、ストレスフルな現在の学生を表現しており面白いと考えました。 「疲れ果て家に帰る」という状況に着目しているため学生だけでなく社会人の方にも見ていただきたいです。

作品の種類

イラスト


デジタルハリウッド大学 選出

コメント:作品の構図や見せ方が、伝えたいメッセージを的確に表しており、アナログながらもデジタル世界が静止する一瞬の動き、曖昧さや色彩のぶれの表現に引き込まれました。ブラックの背景にある曲線やモチーフにも強いこだわりを感じます。

アーティスト名

 ああ

作品タイトル

「行く先」

作品の説明 

停滞していた場所から抜け出している様子。行き着く先は未知に溢れている。

作品の種類

デジタル平面構成


□東京工科大学 

 デザイン学部 准教授 選出

コメント:作品の解説に記されている作者の想いが、作品全体を通じて明瞭に伝わってくる。「焦らなくていい」「そのままの自分でいい」といった抽象的なメッセージが、表情、色彩、そして独創的なフォルムを通じて、自然な形で表現されており、心を揺さぶられた。 観る者への温もりが随所に感じられる、ホスピタリティーに満ちた作品である。

アーティスト名

 ねねか

作品タイトル

「ordinary days」

作品の説明 

この作品は、知り合いシンガーの方に提供させていただいたジャケットのイラストです。ordinary days という楽曲の歌詞を元に「焦らなくていい」「そのままの自分でいい」というメッセージが込められています。周囲と比べたり、意見に流されてしまいそうになる現代の中で自分の心の声を見つめることの大切さを伝えたいというイメージから自分自身を抱きしめ、どんなに小さくても、日常の中にある輝きを信じる気持ちを表現しました。やわらかな色彩と形を使うことで「急がなくていい」「あなたはあなたのままで大丈夫」という心を包むような思いを込めています。

作品の種類

イラスト


□東京工芸大学 選出

コメント:細部までとても丁寧に描き込まれおり、写実的であるとともに路地の賑わいや風情についても、点描ならではのタッチでうまく表現されている。絵からは懐かしさや温もりが感じられ、作者のこの「道」への思い出を追体験できる作品に仕上がっている。

東北芸術工科大学 

 美術科日本画コース 准教授 選出

コメント:点描で描かれた「道」は、作者の思い出と感情が織りなす、まさに生きた絵のようです。一つ一つの点が光や風、そして作者の心象風景を鮮やかに蘇らせ、まるで時間の流れを超えて過去へと続く道を紡ぎ出しているかのようです。道筋の奥からは人々の声や街の息づかいが聞こえてくるようで、無数の点が織りなす光と影は、作者自身の心に残る風景との出会いを刻み込んでいます。

日本大学芸術学部 

 美術学科 助教 選出

コメント:しっかりと画面の四隅まで気を配って仕上げているところに作品に対する責任感を感じました。階段を登って少し高いところから通りを見下ろしているのだと思いますが、その俯瞰している視点が”思い出”という作品のテーマを強く感じさせます、かつそれが鑑賞者に伝わるよう最低限左下に階段の手すりを描くところにも絵画的な画面の構成力の高さを感じました。ぜひ実物を見てみたいと思う作品でした。

アーティスト名

 わ

作品タイトル

「道」

作品の説明 

思い出を描きました。

作品の種類

ペン画(点描)


□東京造形大学 
 絵画専攻領域 教授 選出

コメント:⽔墨画のような淡いトーンで描かれた⽵林は、⾒る者を惹き込むような不思議な奥⾏きを⽣み出している。特に、中央に開けられた扉の先に広がる⾵景は、異世界へと続く⼊り⼝のようであり、独特な描写⽅法と相まって、鑑賞者の視点を⼤きく転換させる効果を⽣み出している。また、鋭い観察眼によって描かれた画⾯左右の⽵は、⼀本⼀本が豊かな表情を持ち、サラサラと⾵に揺れる⾳が聞こえてくるかのようである。

アーティスト名

 カシャイイ

作品タイトル

「氷⽵」

作品の説明 

中国では、竹は頑強な生命力を象徴しています。

作品の種類

イラスト


□横浜美術大学 
 美術・デザイン学科 准教授 選出

コメント:鮮やかな色彩と木目を大胆に活かした、非常に魅力的な作品ですね。こちらを見つめるような少女の視線が印象的で、内側からあふれる色彩の響き合いや民族衣装を思わせる模様が、作品に独特の深みを与えています。決して大きくないサイズながら、人物像が大変細かく描かれている点からも、作者の絵に対する並々ならぬ熱意が伝わってきます。今後の制作もとても楽しみになる、素晴らしい力作です。

アーティスト名

 SKY

作品タイトル

「けしき」

作品の説明 

一人の少女が佇んでいる。木目によって感じる空間は、浜辺、砂漠、平原など、見る人によってその姿を変え、そこに少女とその人だけの物語が生まれる。

作品の種類

ドローイング


□和光大学 
 表現学部芸術学科 教授 選出

コメント:アトリエの床材の裂目を素材に想像力を膨らませ、幻覚のような光景を繰り広げています。画中にちりばめられている形状と色彩が効果的です。イマジネーションを拡げ絵画化することができたことを評価します。現代の若者は「抽象化する」思考が苦手ですが、果敢に正統派の油彩に取組んでいる点も評価します。

アーティスト名

 もち

作品タイトル

「溢れる」

作品の説明 

アトリエの床を描いた。床に敷いてあるビニールの裂け目を見つめているとその素材感から様々な形が見えてきて、想像が膨らむ様子を描きたいと思いこのような構成にした。モチーフの観察から作品に繋げる という自分の中のイメージを改めて構築できた。

作品の種類

油絵


ステッドラー賞・中善画廊賞

第2回「This is ME!」では、ステッドラー日本株式会社様と中善画廊様より、各賞として画材をご提供いただきました。

受賞者の皆さん、おめでとうございます!
賞品としていただいた画材を使って、これからもますます素晴らしい作品を制作していってください。新しい画材や道具との出会いが、きっと皆さんの表現の幅を広げてくれることでしょう。

ステッドラー賞

カラト アクェレル水彩色鉛筆/60色
アーティスト名

 ビニール袋

作品タイトル

 「社会不適」

作品の説明 

 瀕死で溺れてる魚を描きました。溺れる魚は社会不適の風刺で、前はエラを使って呼吸して自由に泳げた事を忘れるぐらいに生きるのに必死な自分を重ねて描きました。

作品の種類

絵画


ステッドラー賞

マルス ルモグラフ/全硬度
アーティスト名

作品タイトル

 「わたし」

作品の説明 

「自分を表現しよう」という課題で、高校2年生の時に制作した作品です。青年期と呼ばれる時を生きている私は、不安定ですぐに壊れてしまいそうになります。それでもバラバラにならずにいられるのは、私の好きなものたちが繋ぎ止めていてくれるからです。人形についているたこ糸は固定されておらず、手足を自由に動かすことが可能です。背景には画用紙を2枚使用し、描き込んだ影だけではなく、自然に落ちた影も作品に取り入れました。

作品の種類

平面+立体作品


ステッドラー賞

マルス ルモグラフ/全硬度
アーティスト名

Y

作品タイトル

 「つながり」

作品の説明 

オリジナルキャラクターを制作し、そのキャラクターのアイコンイラストとなる作品です。このキャラクターやチャームには外部リンクアイコンのような、自分とキャラクターを次元的なつながりを持たせるための象徴の意味があります。今回の作品では、志望校の体験授業やトーリン美術予備校での初めてのデッサンの体験を経て知った、AI時代における、アナログを学んだ上で作るデジタル作品の厚みの重要性にフォーカスし、デジタル×アナログのつながりを意識した作品にしました。デジタルな加工を加えたアナログ要素を影付けや背景、ブレなどに施すだけでなく、ふと目が合うような瞬間を切り取るとこで、イラストと見る側とのつながりも感じられるように意識しました。

作品の種類

イラスト(デジタル)


中善画廊賞

油性色鉛筆セット/(ベステック社カリスマカラーデザートカラー組み合わせ・ブレンダー・スケッチブック)
アーティスト名

西山ひより

作品タイトル

 「かくれんぼ」

作品の説明 

幼い頃の夕暮れ時、薄暗い時間は、昼間の明るい世界とは異なり、印象的な青白い世界に見えていました。公園の生垣に隠れる女の子と、そばに寄り添う猫たち。誰かが見つけてくれるのを待っていた時の記憶を元に制作した作品です。

作品の種類

絵画

ご協力いただいた企業様のHPのリンクはこちら
ステッドラー日本株式会社
中善画廊

以上となります。沢山のご応募ありがとうございました。